販売既刊リストに戻る

188.jpg ●ISBN4-89514-188-8(品切)
『隊で遺言を書けと言はれたけれ共』
飯沼佳恵 著
四六判並製本
164頁
定価1,260円(本体1,200円)

●昭和19年1月9日、筆者の父、竹本久哉(たけもと・きゅうや)氏は6人の家族を残して補充兵として応召、6ヵ月後の7月18日、マリアナ諸島のサイパン島で玉砕した(享年31)。
 それから長い時が経ち、夫を、そしてたった一人の弟を、さらに親しかったおじを見送ることになり、年老いた母と過ごす時間の多くなった筆者の前に、丁度この時を待っていたかのように、父のハガキと遺言状が現れる。「それらは、母の手元で長い間眠り、そして私のためにまた待ち続けてくれた。数年などではない。57年もの時を待ってもらったのである。」
 父は応召の後、母に宛てたハガキ28枚を残していた。本書は、そのハガキを詠み解きながら、応召から玉砕までの父の6ヵ月をたどる娘の手記である。