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231.jpg ●ISBN4-89514-231-0 C0093
『夜にさすらう』
佐々木朱美 著
四六判上製本
216頁
定価1,200円(本体1,260円)
2004年9月発行

●「本当の私」は「いまの私」と違うはず…。心の奥にひそむ重く漠とした不条理感に突き動かされ、自分探しを始める女性たち――著者入魂の連作短編集。大麻を吸い毎夜のように彷徨するOLの様々な体験と、出会った若い画家たちとの奇妙な交流を描く「夜にさすらう」。一羽になったキジバトを見た若夫婦の間に広がる亀裂を描く「つがい」ほか、不思議な味わいと余韻を残す全五編。現在闘病中の著者が世に問う密度濃い力作。

 収録作品
 「つがい」
   一羽になったキジバトを見た若夫婦の間に広がる亀裂
 「プラットホームの下で」
   ホームの下で眠るネコの姿に惹きつけられた主婦
 「S・S地区」
   トカゲと銀色の風船群と、〈男〉が私の心に入り込んで…
 「炎暑の国で」
   虚弱な身でアンコールワットを巡って出会った仏陀の顔
 「夜にさすらう」
   大麻を吸い、彷徨し、出会った若い画家たちとの奇妙な交流